佐藤友哉『デンデラ』読了。

新潮を買ったにも関わらず読まないまま積んでいたら単行本が出ていたので、
思わずこちらも購入してしまった。
というわけで、ユヤタンの「デンデラ」読了しました。
以前にも紹介したけど、姥捨て山のお話です。
読んでる最中は三毛別羆事件を思い出しました。
登場人物は70歳〜100歳までの50人の老婆。
一人は、自分を捨てた村を恨み、復讐をしようとする。
一人は、デンデラを村よりも豊かにし、そこで一生を終えようとする。
一人は、生き残ってしまったことに愕然とし、この先どうすればよいのか苦悩する。
そんな中で起こる、熊による襲撃や疫病の蔓延、食糧難。
一人また一人と、あっけなく死んでいく老婆。
力を合わせて戦うのか、それとも保身に走り逃げまどうのか。
怒涛の展開で序盤から終盤まで楽しませてくれます。
捨てられた老婆達の村、デンデラ。
50人50色の思いがそこに在る。

